院長の雑談

雑談 2016年 9月
 気がつけば9月も半ばになってしまってる、呆れたものだ。ここに書いたことが無いので、子供時代の時間の長さと大人になってからの時間の長さについて書いておこう。誰もが小学校時代の夏休みが長かった思い出があって、20歳くらいから時間を短く感じている・・と思う。しかも年が過ぎて行くほど1年が瞬く内に過ぎて行く、困った物である。
   生物学的に考えると実に解りやすい。頭が小さいほど電気が脳細胞の中を一周する時間が短いわけだ。つまり同じ神経として電気の流れる速度は同じだが、大人の脳は大きくなっているので、物理的に同じ時間を掛けて一周するなら小さい輪の方が短い時間で一周する。
 アポロが月に行った頃、コンピューターはミニ真空管だった。今のノートPCで考えれば指輪とフラフープくらいの差がある。ノートPCは集積回路で出来ているからだ。そのように考えれば、年を取った人の時間は子供達の3倍以上の時間を要することになる。

  典型的な学問で語学がある。若齢であればあるほど言語野が重なり何カ国語も話すことが出来るようになる。まさに生物学的脳の成長には、少年老いやすく学成りがたし‥そのものなのである。
   勉強したいという気持ちがあるときには、頑張らずに自分のやりたい事に時間を掛けて一点から深く、そして回りに広げて行くのが良いように思う。少なくともゲームで時間をつぶして何も残らないよりも・・・だが。

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